現在、世界の数多くの水域で、富栄養化による水質悪化が大きな問題となっています。汚染水域では、水中汚染物が沈澱して内部汚染源となり、さらに外部から流入する排水などの汚水が外部汚染源となるため、汚染は益々進行していきます。
本来、自然には自己浄化能力があります。本システムは、その自然の力を活かした生物技術を用いて、汚染源ゼロを目標に水質浄化を行います。
浄化水域の水質を保つためには、外部流入汚染源を無くすことが重要です。このアプローチでは、汚水処理場から排水された、まだ再利用できるレベルになっていない生活排水や産業排水から中水を生産します。中水生産施設で浄化に使用する植物の景観を生かし、多目的に利用することで、経済効果を得ることも可能です。
浄化後、一部は中水資源として再利用され、残りは河川に放流されます。その中には浄化効果を持つ微生物が多量に含まれるため、放流されることで河川全体が浄化されていきます。日々排水される汚水に対してこのサイクルを繰り返すことで、河川の自己浄化能力が高まり、汚染源ゼロを実現します。
GBC材料でグリーン生物浮島を固定するおもり(GBC錘)を作り、水域の内部汚染源である汚泥などの堆積物を分解します。植物と微生物の相乗効果によって、浮島植物の水質浄化効率も高まります。
水域にグリーン生物浮島を設置して窒素とリンを吸収させ、富栄養化で汚染された水を浄化します。グリーン生物浮島には様々な植物を植えることができますので、美しい草花を植えて景観を高めたり、フルーツや野菜、バイオ燃料植物を栽培して経済収益を得たり、緑の少ない地域を緑化することなど、水質浄化プラスの効果を得ることができます。